4元ブログ

4元を返さなかった人達による、旅関係のウェブログ。

June 2005

June 29, 2005

タイ(7)

クレープ

11時頃チェックアウト。今日の深夜24時40分の成田行きで帰る。それまで土産物でも買って時間をつぶそうと思っていた。
まず、サヤームに行ってぷらぷら。マンゴーの店があって食べてみたらまぁまぁうまかった。平日昼間なのにやたらティーンエイジャーが多かった。電気街ならぬところも行ってみたが売られてるのは携帯電話ばっかり。なかなか時間をつぶせず、仕方なくアソークまで歩いた(1駅)。伊勢丹デパートの中の紀伊国屋書店に行ってみた。けっこうタイ人の客もいた。日本文化に興味を持ってくれているのはありがたい。次いでまたまたBIG-Cのフードコートで昨日余ったプリペイドカードの残りで昼食をとりながら今後の予定を考えた。まぁ大したことは考えつかず、結局毎度恒例のアイドル発掘に力を注ぐことにした。
実はこの日の朝、ホテルの部屋でタイ版MTVを見てたらそれなりにいい女性シンガーを見つけた。プロモもまぁまぁ。ってなわけで彼女のCDでも買おうと思っていた。彼女の名前とタイトルはしっかり覚えていた。でもCD屋で探してみても、彼女の名前に該当するのはソロではなくグループだった。ん〜おかしいおかしいと思いながらしらみつぶしに探すも結局見つからず。ジャケットでこれっぽいなぁってのはあったけど、曲名なんかが全部タイ語で(MTVでは英語表記だった)全くわからなかった。
アイドル発掘に失敗し、途方に暮れながらゲイソーンへ行った。ここで土産物を買うつもり。地球に載っていた雑貨屋を見て回ったがこれってのがなかった。そしてふらふらしてると、ずいぶんとかわいい象の石膏が目に飛び込んできた。ふだん歩いてて目に留まるものなんてほとんどないのに、このときは惹きつけられた。ディスプレイを眺めていると中から女店員が出てきて、店の中に招いてくれた。彼女の名はPat。象はいろんな表情を持っていて、それぞれ何らかのメッセージを持っていた。また何よりかわいかった。これを土産にしようと思い、あれこれ悩んでいるとPatはひとつひとつ丁寧に説明してくれた。後にも先にも客はおれ一人だったがおかげでゆっくり見ることができた。だが、値段を聞いてビックリ。だいたい一体6、7千円はする。タイの物価にしては破格に高いがまぁ手作りでこれだけ凝っていたら仕方ないのか。3つ欲しかったが、結局2つで我慢して(2つでもかなりの出費だが)その場を去った。しかし、あそこはいい店だった。店名は「elphenPIR」だったかな。
ナーナーに帰ってきたのは16時過ぎ。まだ飛行機の時間までだいぶある。ってなわけで一度行きそびれたマッサージ屋で2時間コースしてもらった。今回やってくれた人はやたら痛かった。逆効果な気もしたがまぁいいや。マッサージ終わって、またクレープ屋へ。そんなに食べたいわけではなかったけど暇つぶしに。
20時頃ホテルに戻って荷物をとり、空港へ向かった。最初は安いから電車で行こうと思っていたけど、道を歩いてたらタイミングよく空港行きのバスが来てつい乗ってしまった。そんなわけで20時半には空港に着いた。また4時間無駄な時間を過ごした。空港のTVでどこのチームがやっているかも知らないサッカーの試合を見たり、セブンで余った金を使ったり。
出国審査を終えて、免税店で土産物見てたら、女店員に中国語で話しかけられた。こっちも苦笑いで日本人だよ、と教えてあげたらすげぇ謝ってた。んーおれはそんな中国人に似てるかなぁ…
バンコク空港は手荷物検査が搭乗直前にある。こんなの珍しいとは思うが確かにこっちのほうが合理的だ。
またエアインディアは遅れた。ほんとインド人ときたら…。しかもおれの席は毛布使ったまま。しかも機内はカレー臭い。マジ最悪。

ってなわけで非常にスローな旅ではあったがタイはとても楽しかった。帰ってきてすぐにまた行きたいと思った。こんなのおれには珍しい。タイはまた必ず行こう。

June 13, 2005

タイ(6)

thai6.jpg

昨日と全く同じ朝食が出てきた。まずければうんざりだがそうでもなく、むしろ他のホテルのバイキングの料理なんかより全然おいしかった。ただエアコンがなく、食べてるだけで汗がじんわり出てくる始末。
今日はアユタヤへ行く。元々、アユタヤの絶景の噂を聞いてタイに行くことを決めた経緯があって、なおかつ誰もアユタヤを悪く言わない。さぞ素晴らしいのだろうと期待に胸膨らませていた。
BTSと地下鉄を乗り継ぎホアランポーン駅に来た。駅に入ろうとすると観光案内所のおっさんが現れてアユタヤまでの時刻表を見せ、次は2時間以上後だと言い、おれを2階にある旅行会社へ連れて行った。ここで高額なバスを斡旋されるのだろうと思い、逃げた。そして正規の案内所に行って時刻表をもらうとさっき見せてもらったのと一緒だった。ってなわけでやっぱり次の電車は2時間以上後。ちょいと起きるのが遅すぎた。
2時間も待つ気になれないから来たルートを引き返して戦勝記念塔からのミニバスに乗ることにした。塔の周りはバス停だらけ。どこで乗ったらいいかわからず人に2度聞いてどうにか発見。ミニバスというよりはワゴン車。しかし、それがびっくり。車内にテレビがあり5.1chなみの音響でVCDが上映されていた。運転手の兄ちゃんのこだわりっぷりが気に入ったが、走り出すとみんな寝てしまったため、上映ストップ。
1時間半ほどでアユタヤ着。50バーツ。降りろと言われて降りた。降ろされたところはどこなのかさっぱりわからない。いきなり迷子になった。しかもソンテウとか客引きが多い。でもタイ人のいいところは断るとそんなにしつこくは言ってこない。その場から離れるとすぐバス停があり、そこでバスを待っていた高校生くらいの男に場所を聞いてみた。若ければきっと英語ができるだろうと思って。彼は片言ながら一生懸命答えてくれ、王宮跡まで2ブロックであることを教えてくれた。なんだ意外と近いとこにいたのかと思い、彼の教えてくれた方向に歩き出した。ここは内陸にあるため湿度は低いが、それでも日差しは強烈だった。途中の店でペプシを飲んで休んだ。15分ほど歩くとそれっぽいのが見えてきて、さらに進むと「アユタヤ」ってかんじの遺跡が出てきた。
まぁ予想通り日本人はうじゃうじゃいた。象に乗れるアトラクションなんかもあって、日本人は大喜び。なにやら30バーツの入場料を払って「アユタヤ」ってかんじの遺跡の前に立つ。んーでもこれといって感動はない。暑さで頭がいかれてるってのもあるだろうけど、絶景にはほど遠い。立ち止まってると干からびそうだから遺跡の周りを1周してみた。でも、期待していた感動はまるでなかった。アユタヤは見所が点在していてそれぞれ距離がけっこうある。とても歩いて見て回れない。ってことで帰ることにした。早く涼しいところに行きたかった。
帰りはさっき歩いてきた道の途中でバンコク行きのバスに乗った。バンコクの北バスターミナルに着いたのだが、降りてからどうBTSの駅へ行っていいのかわからない。地図を見ながら公園をぐるっと回って結局30分近く歩いた。思わぬところで時間と体力を使ってしまった。
ホテルには戻らずそのままアソークへ。アソーク周辺は高級デパートが多く、どちらかと言えば外国人向きの街。メシを食べにフードコートへ。BIG-Cっていうデパートのフードコートに来た。ここならいろいろ迷いながらタイ料理を注文できるだろうと思っていたら、タイ料理なんてほとんどなくて、気付いたら韓国風料理を食べてた。まぁこれも良し。そして2階のスーパーへ。めちゃくちゃでかい。誰が届くのかというくらいの高さまで商品が積まれていた。ここだとだいたいビール1缶80円くらい。物にもよるけど。そしてタイで1番飲まれているらしいビールを3缶と菓子を買ってホテルに帰った。

June 05, 2005

モロッコ・イベリア(11)

7時半くらいに起きて、本館(昨日夕飯を食べたところ)でコーラを飲む。あぁ、美味い。とりあえずこの小さな町をぶらぶらしようかと思ったら、アヴドゥルが30DHでカスバ(昔の城砦みたいなの)を案内してやると言う。まぁらくだツアーは15時過ぎだし、暇だから行くことにした。

このマハミドには「トンブクトゥまで50日」と書かれた看板がちらほらある(ザゴラの看板は52日)。もちろんらくだで50日、という意味だろうが。しかしこの看板、らくだの顔が何とも言えず良い。

9時過ぎに出発。ガイドはアヴドゥルでは無く別の人。そして英語が通じない。
とりあえず愛想は割りと良いこのガイドの後ろにくっついて、歩く。まだ朝なのに、かなり暑い。周りには雨季に稼動してるのだろう、涸れた畑が続く。途中でロバが台車を引いて通り掛かったら、運転手のガキと交渉して乗れることになった。わーい・・・と思ったが、ケツが痛くてとても乗れたものでは無かった。面白かったけど。


降りてまたしばらく歩き、カスバに到着。土壁で出来た城砦という感じだが、驚いたことにまだ人が住んでいた。てっきり無人だと思っていたので吃驚。子供達は愛想良く「ボンジュール」。こっちも会うたびに「アッサラーム・アライクム」。
またしばらく歩いた後、ガイドが椰子の木のようなものに登って木の実を取ってくれた。葡萄のような形だが、味はサツマイモ。不味くは無かったけど、あまり食べ過ぎて腹を壊すのも怖いので、少しだけ食べて残りはこっそり捨てた。ごめんよ。
またしばらく歩くと、いつの間にかマハミドの町が見えてきた。やれやれ、楽しかったが、なかなか疲れるなこれは。ガイドが自分の写真を撮ってくれとせがむので、仕方なく撮ってあげた。でもポーズ無し

11時にホテルへ戻ってきた。これで30DHは安い。アヴドゥルは結構きちんとした商売をしているようで、安心。12時にチェックアウトすると、ツアー開始の時間までの居場所として空き部屋を貸してくれた。タダで。アヴドゥル、実はかなり良い奴なんじゃないか?
休んでいると別の男がやってきて、ランドローバーに乗る本格的なツアーの売り込みを始めた。さすがに1700DHは払えないし時間もあまり無いので断ると、「オーケー、説明してみただけだ、ノープロブレム」と簡単に引き下がってしまった。しつこい客引きばっか見てきたのでちょっと拍子抜け。
時間になるまで寝ようと思ったが、部屋にはハエがうじゃうじゃいて結局眠れなかった。

June 02, 2005

タイ(5)

バンコク旧市街

朝9時半頃ホテルの朝食を食べていると、同じ歳くらいの男が入ってきておれの後ろに座った。食事しながら後ろ向いて話すのはきついから食べ終わってから話しかけてみた。一瞬見た彼の風貌からバックパッカーには見えないところがおれにとっては好印象だった。「日本人ですか?」と話しかけたがよく考えてみると日本語で日本人ですか?と聞くのは馬鹿げている。おれが彼の席に移って話し始めた。その人は「ムカイ」という名で、学生だと思っていたら社会人で仕事でタイに来ているということだった。タメだと思っていた自分が恥ずかしかった。家はバンコクのずっと北のほうにあって、土日を利用してバンコクに遊びに来たと。そこであれこれタイ攻略法を聞いてみた。おれは出発前に外務省のサイトで「タイでコレラ流行の兆し」というのを見てかなりびびっていたが、ムカイさんはその情報に驚いていた。おれなんか何度も蚊に刺されてるよ、と。まぁ他にもアユタヤはいいとか、チェンマイはいいとか、ゴーゴーバーは意外と安全だとか教えてくれた。そして、ムカイさんは仕事があるから帰るということでお開きにした。
今日はバンコクで観光らしいことをしてみようと思っていた。ってなわけでBTSから地下鉄に乗り換えてホアランポーン駅に行った。地上に出てすぐ、チャイナタウンを目指して歩こうとしているとき、おっちゃんに話しかけられた。英語で話しかけられ、日本人だと言うとおっちゃんはなんか残念そうだった。そのおっちゃんは日本人にも中国人にも見えたが、タイ人だった。いやほんと意外と日本人とタイ人は似ている。そしておれがワットポーのほうに行くというと連れて行ってやると言う。連れて行ってもらう気はなかったが一緒に歩き出した。おっちゃんは日本の「クリタウォーター」に勤めていてラオス国境近くの街に住んでいるが会議でバンコクに来たのだと。そして夕方に電車で家に帰るからそれまでの間、散歩してるのだと言っていた。「クリタウォーター」はCMなんかでも見たことあるし知っていたが、そのおっちゃんはいまいち信用できなかった。ただ、ガイドには見えないし、本当に好奇心と親切心で案内してくれているのだとしたらその気持ちを無にするのも心が痛い。くそ暑くて激しい騒音の中、英語で会話しながらチャイナタウンを歩いた。
チャイナタウンは日曜のせいもあってかものすごい露店の数と活気だった。じっくり見て回りたかったがおっちゃんとの話にいっぱいでつかつかと歩いてしまった。チャイナタウンを抜けてちょっと歩くと川に出た。これが有名なチャオプラヤー川。とても汚い。子供が泳いだり水遊びしていたが、おっちゃんも「あんな川の中に入ったら即病院行きだ」と言っていた。全くその通り。
そして船着場で船に乗った。おれはてっきり対岸に渡るのだと思っていたら、船は川を横切り、支流のほうに入っていった。おっちゃん曰くこっちはバンコク旧市街だと。確かに、観光客を乗せたボートと何隻もすれ違った。川の両岸は家。水の上に立つ家だったり、高床式の家だったり。べつに来たくて来たわけではないが、こんなところもあるのかと、これもバンコクなのだなと感心してしまった。しかし、この船の料金が気になっていた。
おれの思いとは裏腹にボートはどんどん奥へと進んでいく。たとえここで逃げたとしても全く道はわからないからこのまま身を委ねることにした。そして、おれがマンゴー好きというのを聞いたおっちゃんがマンゴージュース屋に連れて行ってくれたがあいにく休みだった。そこでやっとボートは引き返し始めた。引き返してすぐ岸にある店に入った。かなり年代物の店だ。おっちゃんはビールを頼み、おれはペプシを頼んでまた喋った。しかし、おれはおっちゃんの話が半分も理解できなかった。というより理解できた自信がなかった。こう言っているであろうという推測はできても確証がなかったからだ。こういうとき英語ができないのを悔やむ。
そして1時間近くその店にいた。お代は全部おっちゃんが払ってくれた。これで少しは疑いが晴れた。お互いの連絡先を交換してボートに乗った。
ボートがチャオプラヤー川に戻ってきたとき、おっちゃんが船頭に料金を聞いた。なんと1800バーツ。おれはびっくりして何度も聞き返した。破格に高い。でもおよそ3時間も乗ってたし、普通ならこの1隻に何人も乗るから割れば安いらしい。おれは800バーツしか持っていないと言い(本当はもっと持っていたけど…)、おっちゃんは困った顔をしていたけど許してくれた。おれを元に乗った場所に降ろし、おっちゃんは電車の時刻が迫ってるってことでそのまま船でホテルの近くまで行くということだった。最後にワットポーまでの道を教えてもらっておっちゃんと別れた。
確かに800バーツは予定外の出費だったけど、バンコクの古い町並みは見れて良かったし、なんせあのおっちゃんと出会えたことがとてもうれしかった。
船着場からすぐワットポーに着いた。ここは寝てるお釈迦様が有名なところ。まぁさすがに観光客も多く、写真をパシャリと撮ってすぐでてきた。
近くに王宮なんかもあったけど素通り。目指すはカオサン通り。世界中からバックパッカーが集まるところ。まぁおれはなるべく無縁でいたいと思うところではあるが、日本人を含め外国人が多かった。いやほんとあんなに日本人に会うとは思わなかった。
またチャオプラヤー川に戻り、船に乗ってBTSの始発駅へ。船が市民の足となるのもいい。この日はタイ旅行中で一番歩いた。そしてナーナーに戻った。ホテルに戻ったのは18時過ぎ。
部屋で少し涼んでから、近くにある元タイ副首相が経営するレストランに行った。レストラン自体に興味があったのではなく、レストランに併設されたコンドームをデザインしたショップに興味があった。その元副首相はコンドーム使用運動なんかもしたらしい。コンドームをかわいくデザインしたマグカップやTシャツなんかが売られていた。なんとなく眺めてからレストランのメニューを見てみた。一人で高級なものを食べる気はしないのだが、一度くらいいいかって気分になり入ってみた。辛いものは嫌いだけど、タイに来て食べないのもなんだから、トムヤムクンとタイカレーを頼んだ。まずトムヤムクンが出てきた。エビときのこがふんだんに入ったココナッツ味スープ。これが激辛〜。涙を流しながら食べてた。途中でカレーが出てきたからカレーにチェンジ。カレーは甘口を頼んだから辛くはないが、ココナッツの味が好きにはなれなかった。肉なんかはすげぇやわらかくておいしいんだけど、あのココナッツ風味はねぇー。結局、トムヤムクンはギブアップして店を出た。やっぱりタイ料理はおれの口には合わないのか…

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