4元ブログ

4元を返さなかった人達による、旅関係のウェブログ。

ベトナム・ハノイ(2)

ロンビエン橋

ホテルの朝食はバイキングだった。まぁ1泊40ドルなら当然か。
今日は「海の桂林」とも言われる世界遺産・ハロン湾へ行く。このハロン湾を見るためにベトナムに来たようなものだ。ハノイのキムマーバスターミナルからバスに乗ってハロン湾に行き、そこで1泊する予定だった。
ホテルをチェックアウトして、ホアンキエム湖北西のバス停に行った。ここからキムマーバスターミナル行きの7番のバスに乗ろうとしたが、そのバス停に7番の表示はなかった。地球にはそう書いてあったんだけどねぇ。まぁおれの持っていた地球は一世代前のやつだから仕方ないか。とりあえず乗り場が違うのだろうと思い、7番のバス停を探しながらホアンキエム湖を南下した。しかし、全く7番のバス停なんてない。困ったなぁと思いながらくそ蒸し暑い中、重い荷物を持ちながらうろうろ歩いた。ちょっと高級そうなホテルの前にさしかかったとき、ここで聞いてみようと思い、中に入った。フロントの姉ちゃんに「キムマーバスターミナルまでバスで行きたいのだがどうしたらいい?」と聞いたら、私も知らないわ的な困った表情をして「キムマー行きのバスはない。バイクタクシーで行くしかない」と言ってきた。バイクタクシーはトラブルが多いらしいから乗りたくはなかったが仕方がない。ちなみにハノイでは外国人を見かけると暇そうにしてるバイクやらタクシーが声をかけてくる。まじ、うざい。その姉ちゃんが10000ドンで行けると明言しくれたから乗ることにした。ホテルのボーイがバイクタクシーを捕まえてきて交渉してくれた。
安心して乗れればバイクタクシーも快適だ。普段とは違う目線で街を眺められる。10分ほど走ってキムマーバスターミナル着。支払いのとき20000ドン札を渡したら渋々ながら10000ドン返してきた。チケット売り場でハロン湾に行くバスを聞いてみた。ところが、ここからハロン湾行きは出ていないと言う。ここから10キロ以上離れたザーラムバスターミナルからしか出ていないと言うのだ。地球にはキムマーからも出てるって書いてあったのに。ここから34番の路線バスに乗ればザーラムに行けるらしい。そこでバス停で34番のバスを待った。そして、そのバスが来て乗ろうとするが、おれの前でドアを閉められてしまう。意味がわからずどうしていいかわからなくなった。周りにはバイクタクシーのうざいのが寄って来てブチギレる寸前だった。するとバス停にいた同じ歳くらいの女が声をかけてきた。事情を説明すると、「ハロン湾へ一人で行くのは難しい。バスの運転手なんかは英語が通じないからツアーに入ったほうがいい」と教えてくれた。「んじゃホアンキエム湖に戻りたい」と言うと、「私に付いてきなさい」と言ってくれた。そして、バスが来て彼女に付いて乗った。彼女はベトナム在住の中国人らしい。エアコンなしのバスは猛烈に蒸し暑かった。ホアンキエム湖の近くで一緒にバスを降りて、見覚えのある風景に来たところで彼女と別れた。マジ彼女のおかげで助かった、ありがとう。
何を信用していいかわからないからとりあえず宿泊していたホテルに戻った。フロントの人はおれが戻ってきたことにびっくりしていたが、経緯を説明してハロン湾行きのツアーがいくらか聞いた。日帰りで25ドル、1泊で40ドル。どちらも出発は明日になると言う。1泊というのはボートの上で寝るってことでおれは日帰りを選んだ。ろくにツアーの内容も聞かずに申し込んだが、結果的には何の問題もなかった。そして、また今日も泊まるか聞かれて、他に行くのも失礼だろうと思い、お願いした。
部屋に入ってしばし悩んだ。だいぶ予定が狂ってしまった。さて、今日は何をしようか…。

まずドンスアン市場へ。ここはハノイで一番でかい市場らしい。売れてるんだか売れてないんだかわからない(恐らく全く売れてない)が狭い通路にたくさんの店があって山積みに商品が積まれていた。それからロンビエン橋へ。ここはベトナム戦争なんかでも重要な場所だったらしい。そしてマーマイ通りを通って、またホアンキエム湖へ。ハノイでは日本人の姿はあまり見かけなかったが、西洋人はけっこういた。ただ目立つだけかもしれないけど、日本人が少ないってのも珍しい。
昨日行ったスーパーの入り口前に3、4軒ジュースなんか売る売店がある。ベトナムの若い娘たちでにぎわっていたりする。おれも負けじとイチゴミルクみたいなジュースを買ってみた。というかまさにイチゴミルクでまぁおいしかったかな。
ホテルの隣の店で遅めのランチ。と言っても蒸し暑さのせいであまり食欲はない。せっかくベトナムに来たんだからってことで春巻きを食べてみた。生を期待していたが出てきたのは揚げ春巻き。可もなく不可もなくだった。だがこれが意外にかかって63000ドンも払った。
夜はフォーを食べてみたくなってホテルからはかなり遠いフォー屋へ行こうとした。これがほんとに遠かった。途中の歩道で大の男たちが蹴鞠みたいなのして遊んでた。こういうのがベトナムらしい。でも結局フォー屋は見つけられなかった。まぁあまり観光客が立ち入る地区ではないが、無駄足だったかな。
何度も言うがハノイは本当にバイクが多い。ソウルの夜景は車のライトで彩られていたけど、きっとハノイの夜景はバイクのライトでさぞ綺麗なことだろう。どうやって見るかは知らないけど。
この日は行きつけのスーパー近くでアメリカ的夕食をとってホテルに戻った。

Posted by 岡田 at August 23, 2005 12:51 AM | コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!!

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