4元ブログ

4元を返さなかった人達による、旅関係のウェブログ。

モロッコ・イベリア(5)

港にある両替所で当座の資金として、2万円ほどDH(ディラハム:約13円)に換金。タクシーの客引きをかいくぐって街へ出た。
といっても目的のCTM(国営バス)はすぐ近くにあり、あっさり発見。首都ラバト行の切符を95DHで購入。出発までまだ時間があるので、街を見て回るために荷物を預けようとするが、座ってろと言われ預かってもらえない。説明しても通じないので、仕方なく諦めて待つことに。
建物の中にもハエが居て、脚や荷物に常に2〜3匹はマークされている。うーん、モロッコだ。追い払っても無駄なのは中国で体験済みなので、それなりに気にはなりつつも放置。どうせすぐ慣れるだろう。地図を見たり、ウトウトしつつ13時50分。そろそろかな、と思い係員にチケットを見せると荷物を預かってくれた。別のカウンターに行けと言われたのでその通りにすると、そこで荷物代として5DH取られた。荷物に金を取るのか。
少し時間があったので、近くの売店で水を買う。1.5リットルで10DH。少し高い気もするが、相場がまだ分からないので交渉のしようもない。「ハシシはどうだ。マリファナもあるぞ。どこへ行くんだ?ラバトだって?カサ(カサブランカ)じゃないのか?」と色々話しかけてきたが、さすがにクスリに手を出す気は無いので適当に切り上げて戻り、到着したバスに乗り込んだ。

バスでモロッコ人と会話(多分モロッコ人だろう)。乗り過ごさないように、ラバトに行くことを一応アピールしておいた。俺は学生でツーリストだ、日本のトーキョーから来た、これからラバトに行くんだ・・・英語力の無さからそれ以上のことは上手く話せない。するとそのモロッコ人「もう少し英語かフランス語を勉強したほうがいい。それはきっと君の助けになる。」さらにこうも言った。「気を付けろ(Be careful)。俺はモロッコのことを良く知っている。ここはとても良いところだ。でも、気を付けろ。」ちょっとドキっとした。

7時頃ラバトに到着。安いバスに乗ってメディナ(旧市街)へ行こうと思ったが、例によって良く分からない。近くの人に身振り手振りで説明すると、連れてかれたのはタクシー乗り場。おい!と思ったが、結局まぁいいや・・・という感じになり乗車。もう疲れたよ。
とりあえずメディナ入り口へ行って安いホテルを探そうと思ったが、着いたのは城壁の外にあるユースホステル。もうなすがままに任せようというLet it be精神で今日の宿はそこに決定。YHは50DHで、意外とガラガラ。ドミトリーの中は薄暗く結構汚いが、虫は居ないようだ。とりあえず荷物を置き、飯を食おうと夜のメディナへ。


メディナはモロッコらしさで溢れていて、ちょっと感動。興奮気味に雑踏の中を歩いていると、「おいそこの中国人、カバンが空いてるぞ!」と大声で言われた。確認すると、本当に空いている。どうしてだろう?別に何も取られたわけじゃない(というか何も入っていない)ので、多分閉め忘れただけだろうが、恥ずかしいなぁ・・・。旅の恥は掻き捨てというが、やはり恥ずかしいものは恥ずかしい。
しばらくぶらぶらした後、適当な店に入って夕食。ケバブのようなものとベチャベチャしたピラフのようなものとパンと辛いトマトペースト。まあ、不味くは無いかな。ただペットボトルに入っていた水はラベルが古く、明らかに怪しい。早速腹痛になるのも嫌なので、コーラを注文。全部で29DHだった。全然安いのだが、意外と高いと思ってしまうのは多分中国の物価に毒されているためだろう(笑)。10時前にユースホステルへ戻り、とても眠かったのですぐ寝た。

Posted by hanzo at April 16, 2005 11:58 PM | コメント (1) | トラックバック (0) | Clip!!

この記事に対するコメント

確かに29DHの夕食は高いって思っちゃうよね。100円で腹いっぱい食えるくらいじゃないと安いとは感じなくなってしまった。恐るべし中国。

Posted by: 岡田 at April 17, 2005 01:23 AM

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