タイ@
タイ。イタリアから帰ってきて40時間後にまた出発というハードなスケジュールのためあまりタイに行く実感がわかなかった。タイに行くきっかけとなったのが、韓国の帰りのバスで一緒になった人のタイ話だった。「タイはいいよー、アユタヤはいいよー」言ってたのを思い出す。タイはいいという噂はちらほら聞こえてきてはいたが、実際に生で感動を語られるとやっぱ違う。そんなわけで大学院の入学手続きから卒業式までの1週間という日程でタイ行きを決めた。
3月16日12時成田発バンコク・デリー経由ムンバイ行きエアインディア。エアインディアだけ飛行機乗る前にもう一度手荷物検査があった。機体はB747−400。でもぼろかった。機内はちょっと変なにおい。なぜか搭乗から遅れて、結局40分くらい遅れて出発。これもインド人の気質か?機内食はカレーだけかと思ったがちゃんと違うのもあった。カレーは嫌いだけど、せっかくだからカレーを食べてみた。とくに感想なし。機内映画にはインド映画も登場。インドムード満点でタイに行く。
当然、遅れを取り戻せるわけもなく40分遅れでバンコク着。遅れたことに対してとくにアナウンスはなかった。飛行機を降りた瞬間、暑かった。この時期は熱帯のタイでも暑期にあたるらしく最高気温も連日35℃くらい。東京から比べると一気に20℃もあがったことになる。
空港のホテル予約カウンターで今日のホテルを予約。このカウンターで予約すると安くなると聞いていたので、1泊目のホテルすら予約せずに来た。泊まりたいホテルは全部いっぱいでカウンターのおすすめのホテルに泊まった。1泊1412バーツ。1バーツ=約2.8円。タイの物価からしたら高いホテルだが、それなりのホテルだった。今回はべつに貧乏旅行しに来たわけでもないし、どちらかというとバカンス的意味合いが強くて、観光地巡りに没頭するつもりもなかった。ただ、のんびりとタイを楽しみたかった。
ホテルの予約が終わり、空港バスで市街まで行く。空港を出た瞬間、猛烈な熱気に包まれた。バスカウンターは屋外にあって、バスが来るまでの間、体中から噴き出る汗と戦っていた。
市街まで行く途中、隣に座ったおっちゃんが話しかけてきた。おれが一生懸命、地球を見ていたからだ。そのおっちゃんは関西から来たそうで、もう5,6回タイに来てるらしい。そんなわけでガイドブックもいらないと。あそこに行けとか、マッサージはどこがいいとか、ゴーゴーバーならあそこだとか、カンチャナブリーやチェンマイがいいとか教えてくれた。おっちゃんがバスを降りる前に、機会があったら一緒にゴーゴーバーに行こうと言われ、ホテルと名前を教えてもらって別れた。
おれはそのおっちゃんよりちょっと先に行ったところでバスを降りた。降りたところはスクンビット通りのフィットネスクラブの前。いきなり騒々しくてこっちもわくわくしてきた。街の匂いというか雰囲気に踊らされながら、10分ほど歩いてホテルに着いた。
部屋に荷物を置いてすぐ近くのマッサージ屋へ。タイ式マッサージを頼んだ。地球に載ってるくらいの店だから決して怪しくない。マッサージ師は肥えたおばちゃん。少なからずがっかりしてその後2時間をおばちゃんに預けた。痛いこともあったが、終わってみるとけっこうすっきり。ヨーロッパでの疲れもあったし。これで900円ほどなら全然安いもんだ。
ホテルに戻る途中コンビニへ。コーラ1本35円くらい。安いねぇ。フランスとは大違いだ。奇妙だったのは日本では絶対に売られていない日本語のお菓子が売っていたこと。不思議だ。まぁそんなこんなでコンビニを楽しんでホテルに帰った。