航空券がオープンだったから1日予定を早めて今日帰ってもよかった。でもそこは耐えて今日も1日、観光することにした。
遅めに起きて朝食を食べて、チェックアウト。そして、今日のホテル「クラシック1」に荷物を置いてからハノイ市内観光へ。とりあえず、歩いて歴史博物館へ。これがけっこう遠い。しかも蒸し暑い。歴史が好きなわけではないけど、ベトナム戦争や中越戦争の歴史には興味があった。
建物は立派だがあまり客がいる気配はない。8000ドンの入場券を買って、中に入る。展示物は石器なんかが多くて近代史に関わるところはほとんどなかった。そして、おれが館から出ると、待ってましたとばかりに電気が消された。そう、おれの後には客がいなかった。
10分ほど歩いたところにあるアメリカ的カフェに入って、この後どこに行くか考えた。ここでスイカの生ジュースを飲んだが、これがまたうまかった。
カフェの向かいにあるホテルからタクシーを拾ってハノイタワーへ。昨日出会った日本人2人がタクシーは安全だと言ってたので乗ってみた。確かに無事に目的地にたどり着くことはできたけど、やたらメーターの上がりが早かった。これじゃ文句の言いようもない。
ハノイでは珍しく近代的なビル、ハノイタワー。でもここに何があるってわけじゃなくてここを起点にまた歩いてみた。「チェー・タップ・カム」という店を探して歩いていると、親切にも警察官が道を教えてくれた。教えてもらわなければ間違いなく入らないであろう細い路地を奥まで行くとその店はあった。ここは「チェー」というベトナムのスイーツの店。かき氷、ココナッツミルクにマンゴーやナタデココ、豆や餅などが入ったもの。最初はどう食べていいかわからず適当に食べてたら、見かねた店員が教えてくれた。味は…ビミョーだった。ちなみに小さい店だが周りの客は30代くらいのおばちゃんばっかりだった。
またハノイタワーに戻って休んでいると、けっこう金がないことに気付いた。ここにきて初日にとられた20ドルが痛くも感じられた。まぁそんなこと言って泣いてても仕方ないから、ハス茶の店に行った。昔、世界ふしぎ発見か何かの番組でハノイのハス茶をやっていたのを思い出して飲んでみたくなった。しかしその店、店員がいない。なおかつ陰気くさい。くそ暑い中、待ってるのもむかつくから早々にあきらめて店を後にした。
ハノイってすげぇ田舎で騒々しくなくて、時がゆっくり流れているような街かなと勝手に想像していたが、それは全くの間違いだった。どこを歩いてもバイクやら車がうざくて、クラクションが鳴り止まない。中国もクラクションはすごかったけど、あれとはまた一味違う。一体おれは何を見てそんな間違った想像をしていたのだろう…。
ホテルにチェックインしてしばし休んでからまた部屋を出た。見慣れた風景をぷらぷらしてからフォー屋に入って早めの夕食。フォー屋だけど、食べたのは水牛のステーキ。すげぇ脂っこいけどそれなりにおいしいかった。30000ドンでけっこうな量あった。んでまたぷらぷらして、おなじみのスーパーへ。数日前にイチゴミルクを飲んだ店で「シントー」を飲んだ。出発前に研究室の隣人にシントーを飲んで来いと言われ、おれはそれが何かも知らなかったがとりあえず頼んでみた。そしたらドラゴンフルーツとマンゴーとその他いろいろのミックスジュースだった。またしてもビミョーな味。そんでスーパーで適当に土産になりそうなのを買った。ベトナムコーヒーを品定めしてたら店員があれこれ説明してきた。日本で服買ってるみたいに。でも意外にベトナムコーヒー、うまい。バランスがいいってかんじ。もっと買ってくればよかった。