今日はもうすることがない。最近動き回っていたこともあって10:30くらいまで熟睡。12時近くになってフロントに行ってみると、そのまま泊まっていいと言われた。若干拍子抜けしたが、ホテルを移動しなくていいのだから良かった。
とりあえずジュメイラビーチパークに行ってみることにした。ところがデイラ周辺ではなかなかタクシーがつかまらない。ってことでアブラでクリークを渡って、バール・ドバイへ。しばらく歩きながらタクシーを見つけようとしたがやっぱりつかまらず、初日にも来たバスターミナルへ。ここで客を降ろすタクシーを待っていると、ようやく乗ることができた。
1.5Dhの入場料を払ってジュメイラビーチパークの中へ。イスラム教の国と言えども、ここではみんな水着になって泳いでもいい。おれは水着は持ってないし、泳ぐ気もなかったから適当にビーチを散歩していた。しかし、カメラ小僧だと疑われてもやだからあまり長居はしないで出てきた。
タクシーでモール・オブ・ザ・エミレーツへ。ここには屋内スキー場がある。外から建物を見ても変な形をしているのはゲレンデのせい。スキー場だけじゃなく、そりとか滑り台とかけっこう楽しそうな作りになっていた。こんなものまで作るのだからさすがアラブ人だ。
行列のタクシー乗り場で待つこと15分、ようやく乗れてバールジュマンセンターへ。行く途中、ハイウェイを走ってるときに、「ジュメイラビジネスセンター」が建設中だった。いくつもの高いビルが密集していて、しかもポルシェデザインのビルっぽかった。金は集まるところに集まるらしいが、まさにそれを象徴しているようだ。
バールジュマンセンターでは「Bateel」というチョコレートをお土産用に買った。デーツという実が入っているチョコレートがおいしいらしい。何個か試食させてもらったが確かにおいしい。1粒あたりの単価は100円近くしそうなくらい高いが、これと言ってドバイ土産もないからこのチョコレートで済ませた。
再びタクシー待ち。ここからなら歩いてアブラに乗ってまた歩けばホテルには着ける。しかし、もう歩くのが面倒だった。20分ほど待ってようやくタクシーに乗れた。とりあえずツインタワーまでお願いした。走り出して数分、渋滞につかまった。なかなか前に進まない。これならやっぱり歩いて帰ったほうがずっと早かった。乗ったときに行き先を告げるとタクシーの運転手がどうも乗り気じゃなかった理由がわかった気がした。途中で降りてもいいが、そしたらタクシーは渋滞にはまったまま残されるわけだし…。ってことでツインタワーに着くまでのんびり乗っていた。
ツインタワーから少し歩いてJESCOというスーパーへ。水とお菓子を買って、レジで会計していると、レジの女店員がおれの胸につけてるウォークマンのクリップを指して何か言っていた。おれはてっきりクリップを万引きしたと疑われてると思ったが、そうではなかった。その女店員はおれと同じウォークマンの黒を持っていて、クリップがほしいのだがなかなか売っていないと嘆いていたのだ。とんだ勘違いをしたものだと恥ずかしくなったが、さすがに旅はまだ半分以上残っているし、クリップをあげるわけにはいかなかった。しかし、同じのを持っていてくれたのはとてもうれしいことだ。一見、貧しそうにも見える店員だったが、このウォークマンを持てるくらい生活水準は高いのだと考えると、ドバイってやっぱすごいところだと思う。
夕食は再び昨日の昼食を食べたところへ。昨日、親切にしてくれた小太りのおっちゃんも笑顔で迎えてくれた。やっぱり羊の肉にしようと思って、ラムスライスを頼んだら、でっかい羊の肉の塊が出てきてひいた。これは見るのも気持ち悪いと思って、申し訳ないがほとんど残してしまった。
デイラの夜は眩しいばかりにネオンが輝いて、人通りも多くとてもにぎやか。香港の夜と違うのは、行き交う人がアラブ人ってことくらいだろうか。通りに立っているだけでなんか楽しくなってしまう。イスラム教の国だし人通りも多いということで、写真を撮るのは控えたが、ドバイにおいてもこの地区はhanzo好みでは…