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ドバイ・ギリシャ(3)

クリークの夜景

ドバイ行きのバスは6:00、7:00、16:30発があるようだった。おれは7:00発のバスで帰ることにした。用意に手間取っていたらチェックアウトはバスの出発の5分前だった。バスに乗って昨日買ったチケットを見せると、「バス会社が違う」と言われ、またチケットを買いなおすことに。これで50Dhが無駄になった。

9:30頃、一度休憩があった。行きのときはガソリンを入れるついでにちょっと休めたくらいだったが、今回のはまともな休憩だ。6時間もバスに乗っているわけだから、一度くらい休憩がないときつい。

11:00頃、国境に着いた。荷物検査はなし。ドバイの入国審査もパスポートを見せるだけ。「バスで来たのか?」と聞かれただけだった。

13:00過ぎにMASIKレストランの前に着いた。予定より1日早く帰ってきてしまったため、ホテルはとっていない。とりあえず、デイラのホテルデリーダルバルに行こうとした。ところがなかなかタクシーがつかまらない。仕方なく歩きながらタクシーをつかまえようとするが、とても徒歩だけで行けるような距離ではない。ってことで諦めて路線バスに乗ってみた。行き先も乗り方もわからないが、とりあえず方向だけ合ってたから見覚えのあるところで降りようと思った。

遠回りはしたものの何とかホテルデリーダルバルに着いた。フロントには一昨日見たフロントマンが。2泊したいと言うと、今日は空いているが、明日は満室だと。もし明日、空きが出たらそのまま泊まっていいと言われ、そういうことにした。1泊220Dh(=約7000円)。ドバイにしては安いほうだ。部屋はきれいではないが、とくに不満はなかった。

初日にもらったドバイの地図には広告で旅行会社なんかも載っていた。その広告を見て、HORMUZツアーという会社に行ってみることにした。場所はFish R/Aの近くらしい。Fish R/Aがどこかもわからなかったが、アブラの駅近くにあった地図を見て場所を確認した。だいぶ歩いて見つからず、ふらっと入ったマックの店員にFish R/Aの場所を尋ねると、すぐそこだと親切に教えてくれた。それからすぐにHORMUZツアーは見つけることができたが、外観に中国語が多数書かれていたことから、中に入るのをやめた。

そして、シティセンターに来た。ツーリストインフォメーションでパンフレットを眺めていると、中学生くらいのアラブ人が話しかけてきた。しかも日本語で。どうやら日本が大好きらしく、日本語を勉強していて、その腕を試したかったらしい。基本的なあいさつであったが、発音もきれいでちゃんと通じた。通じたことに彼も大喜びでその場を去っていった。おれがまたパンフレットを眺めていると、彼はまた戻ってきて今度は英語で「写真撮ってもらっていいですか?」と聞いてきた。てっきりおれはその彼と一緒に来ていた友達の2人を撮るのかと思ったら、おれと一緒に撮れとのことだった。彼の持ってきたカメラがおれと同じT−10だったこともあって快諾した。そして彼はまた日本語で日本のアニメや漫画が大好きだと言っていた。いつか日本に行きたい、とも。麻生外相が言っている「マンガ外交」とはまさにこのことだ。おれはそんなにマンガは読まないが、世界ではマンガを通じて日本を知ったり、日本に関心を持ってくれたりすることが大いにありそうだと感じた。そう考えると漫画家ってすごいなぁと思う。

そのインフォメーションセンターでラクダレースを見たいと言ったら、電話番号だけ教えてくれてあとは突き放された。まぁそんなわけでいろいろあって、再びHORMUZツアーへ行くことに。しかし、タクシーで行こうとしたらシティセンターのタクシー乗り場は長蛇の列。こんなの待っていたらいつ乗れるかわかんないから、また歩きながらタクシーをつかまえることにした。ところが、やっぱりなかなかつかまらない。20分以上歩いて、ようやくつかまえることができた。

HORMUZツアーに行ってみるとやっぱり中国語で話しかけられた。英語で話し返すと、英語のできる人が対応にきた。ラクダレースはその会社の専門外らしい。ってことでアルアインに行くツアーに明日入りたいと言うと、明日はないと言われた。明日あるのは、アブダビのツアーとイーストコーストのツアーだと。イーストコーストは地球で見たような気もしたが、なんせ失くしてしまったから詳細がわからない。イーストコーストの地図をくれないかと頼んでみたところ、「ない」とはっきり言われ、むかついたから出てきた。明らかに客を扱う態度ではない。ほんとドバイ人にはこういうのが多い。

そこからはタクシーを諦め、歩いてホテルへ。今日は何か観光をしたわけでもないのにずいぶん歩いた。夕食はツインタワーの4階で。特に食べたいものがなかったから、ビュッフェにしてみた。ドバイのクリークを眺めながら食べられるってことで、場所はとても良かった。味はふつう。場所代が高いせいだろう、50Dhとられた。

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2007年03月21日 20:32に投稿されたエントリーのページです。

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