朝食はホテル以外のところで食べようってことで、ホワイトハウス近くの店に行った。店内は重厚な作りで、できそうなサラリーマン達が朝食をとっていた。おれらもいかにも朝食メニューというのを頼むと、これまたアメリカらしいベーコンをフレンチトーストで包んで蜂蜜をかけたようなものだった。うまいけど、こんなのを毎日食べていたら間違いなく肥満になる。
10時開館の公文書記念館へ行った。11:45くらいに列車でニューヨークへ向かうから10:45くらいまではここで見学できるだろうと思っていた。
公文書記念館は映画「ナショナルトレジャー」で重要な役割を果たした場所。独立宣言書なんかが貯蔵されている。しかし、残念ながらお目当ての独立宣言書は改修のためか展示されていなかった。ちょうどおれらの行っていた時期だけ展示されていなかったようで、とても残念。お土産屋で独立宣言書のレプリカを買って、ホテルに戻った。
意外とホテルまでの道のりは遠く、急いでチェックアウトしたがかなりぎりぎりな時間だ。駅へ向かうタクシーの中で列車の時間を再確認してみると11:30発だった。やばい。あと5分もない。なぜ列車の時間を間違ったのかは不明だが、実際、列車の発車時刻が11:45でも間に合ってなかった。ってことで予約していたチケットは無駄になった。
気を取り直して、チケットを買いなおすことにした。この辺の気持ちの切り替えが早くなったのは過去の旅の経験のおかげだ。しかし、一人ならこんなミスはしないが、二人だと互いを頼ってしまうため、どこか油断している。
駅に着いても、予約したチケットの発券にかなり並ばされた。どうにか次の列車を予約でき、乗ることができた。しかし、チケットに座席番号のようなものはなく、何号車に乗ってよいかわかならかった。この列車ではどうやら自由席らしく、適当に座っていたら車掌が検札に来て何も言わずに去っていった。
列車の中には食堂車みたいなのもついていて、軽食程度なら食べられた。車窓はいかにも治安の悪そうなアメリカの田舎町。ぼろい車両にも関わらず、全席に電源が装備されていた。
約3時間の旅の後、ニューヨーク・ユニオンステーションに着いた。ワシントンDCとはうって変わって人が多い。この人の多さが少しずつニューヨークに来たという実感を持たせてくれた。街を見ているだけで気分が高まってくる。
タクシー・イエローキャブをつかまえて今日のホテル「イーストゲートタワー」へ向かった。H.I.S.で事前に予約しておいた。駅からは10分くらい歩くが手頃な値段だった。
チェックインのとき、フロントのスタッフに早口で何かを説明されたが、おれはよくわからず雰囲気でうなずいて鍵をもらって部屋に行ってみた。すると部屋はきれいにベッドメイキングがされていたが、誰かの荷物が置いてあった。不思議に思い、フロントに行って事情を説明すると、スタッフもびっくり。「特別よ!」って顔をしながらおれらに違う部屋の鍵をくれた。その部屋に入ってみるとあらステキ。部屋が3つもある。20畳くらいのリビングにベッドルームは2つ、バスルームも2つあってキッチンも完備されていた。なんてラッキーなんだ。ニューヨーク滞在の3泊がかなり快適に過ごせることになった。
グランドセントラルステーションから地下鉄でタイムズスクエアへ。「tkts」で20:00からのSTOMPのチケットを購入。
吉牛で食事をしていると福岡の大学に留学中の中国人女性が話しかけてきた。こっちは男2人。向こうは一人。よく話しかけてきてくれた。全然悪い人じゃないし、まぁ適度に話ははずんだ。話してるときにもう一人、高校時代の友人と合流。彼は一人でNY, LAに来ていた。明日、LAに行くため、今日の夜だけ合流することに。それで3人でSTOMPへ行くため、中国人女性とはお別れ。
2回目のSTOMP。前回同様、日本人客がとても多い。日本で興行してるみたいだ。
再びタイムズスクエアに戻ってきて友達と別れてホテルに戻った。