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アメリカ2007(2)

国会議事堂
6時頃起きてシャワーを浴びて、ホテルの朝食を食べに行った。宿泊料金に朝食代は含まれていなかったが、手頃な値段で食べられると聞いて行ってみた。いわゆるビュッフェスタイルだが、種類が少なく、これと言っておいしいものもなかった。あれで一人19ドルでは割りに合わないような。

とりあえずワシントン記念塔へ。9:30頃に入場できるチケットをもらって列に並ぶ。この辺りはさえぎるものがないから、風が強くかなり寒く感じた。
アメリカのこういった観光施設はどこでもそうだが、かなり厳重にセキュリティチェックをやる。何度もやっていると、セキュリティチェックの面倒くささで入場するのをやめたくなってくる。
エレベーターでかなり上のほうへ。DCでは、どこからでもこの塔が見えるように建築物の高さが制限されているらしい。おかげでかなり遠くまできれいに見渡せる。ただ残念なのは、外を見るためのガラスが汚いこと。写真を撮っても、曇ったような画像になってしまう。

続いてリンカーン記念館へ。アメリカ映画を見ていると、よくお目にかかれる建物だ。冬ってこともあって、記念館の前にある池には水が張られていなかった。残念。でも、建物の中から見えるワシントン記念塔はなかなか絵になる。アルマゲドンでも使われてたっけね。
ワシントン記念塔
歩いてアーリントン墓地へ。ここも映画にはよく出てくる。「父親たちの星条旗」に出てくる旗を立てる像もこの敷地内にある。なんとなく来てみたのはいいが、他人の墓を見てもしょうがないってことで、地下鉄に乗って国防総省へ。
建物の写真を撮ろうとしたが、横幅があまりにでかく、おさまりきらない。一部だけ撮っても絵にならないってことで、外観だけ眺めて帰った。

地下鉄でDC中心部に戻って、航空宇宙博物館へ。DCの博物館はほとんどが入場無料。さすがアメリカ、こういう博物館を無料にする精神は日本人もまだ知らぬ最先端国家に必要な心なのかもしれない。科学技術がどんなに進んだ国であろうと、それを使う人々の心が進化のスピードに付いていかないとちぐはぐなものになる。かつての日本がそうであったように。
基本的に博物館とかが苦手なおれにとって、この航空宇宙博物館をもってしてもおれのハートを鷲掴みにするほどのものはなかった。とりあえず館内をふらふらしていると、フライトシミュレータがあるという広告を見つけて行ってみた。いくつかのタイプがあったがおれらは二人乗りで一人が操縦しもう一人が攻撃を担当する戦闘機を選んだ。一人8$。最初に英語でいろいろ説明されたが半分も消化できなかった気がする。そして搭乗。本物の戦闘機は宙返りをしてもある程度は遠心力が働いて体が逆さまに落ちるのを防げるだろうが、このシミュレータはそうはいかない。本物さながらの宙返りをしようもんなら、両足を踏ん張り、肩にかかるジェットコースター用のシートベルトにしがみついていないと逆さまに落ちてしまう。おれの相方は宙返りが好きなのか、やたら逆さまになっている時間が長かった。終わったあとは二人とも肩や足に痛みを感じながらも、アメリカならではのアトラクションに満足だった。
その他にはいろいろ見所があるのだろうが、これと言って興味がなく、唯一惹かれた月の石を指で触って航空宇宙博物館を後にした。

次は、リンカーン記念館と向かい合うようにしてに建つ国会議事堂へ。真っ白にそびえ立つ美しいこの建物が悪名高きアメリカ合衆国の舵取りの一端を担っているとはとても思えない。内部の見学ツアーを申し込んで、20分ほど待たされてからツアーはスタートした。セキュリティチェックはきびしく、食べ物や飲み物の持ち込みは一切禁止だった。
内部のツアーは壁画や銅像の説明が中心のようで、至って退屈だった。最後にお土産屋で解散して、見たい人は上院・下院の本会議を見学できるようだったが、おれらはあまり時間がないしそんなに興味があったわけでもないから出てきた。出口のところからワシントン記念塔やリンカーン記念館を見るととってもきれいだった。

FBI本部の前を通って、スパイ博物館へ。この博物館だけは有料だ。最初に数分の映画を見させられて、これはさぞ楽しいのではと思ったら期待はずれだった。15$の価値などまるでない。唯一良かったのは排気ダストの中を通れたことくらいだ。

ホテルに戻ってうだうだ。

夕食どうするか困って、とりあえずセブンイレブンのほうに向かってみると、日本では見かけないファストフード店を発見。ここでいいやってことになり、店に入って注文しようとしたが、他のファストフード店とはメニューが違う。フライドポテトみたいなのはなく、サイドディッシュとして何かを頼まなければいけないのだが、店員が何と言っているのか全く理解できない。そんな理解できないおれに店員もあきれた様子。なんとか買うことができたものの、ファストフード店であんな無力感と疲労感を感じたことはなかった。

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2007年08月12日 11:11に投稿されたエントリーのページです。

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