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ドバイ・ギリシャ(1)

ドバイ・クリーク

2007年2月10日。修論発表が昨日で、ろくに旅に出る準備をする暇がなかった。おかげでいろんなものを忘れた。

今回の旅ではセントレア発着のエミレーツ航空を使う。航空券代が69000円で、その他に税金などがかかった。

17:03東京発ののぞみに乗る。これに乗るのすらぎりぎりだった。名古屋駅でセントレアに行く名鉄の駅がわからずだいぶ迷った。予定通り出発の3時間前に空港に着いた。

セントレアはさぞでかくて設備も万全に整っているだろうと思ったら、大きな間違いだった。基本的にATMが旧UFJ系しかない。さすがは東海。カードの支払日を数日後に控えて、どうしても入金しなければいけなかった。セントレアにはいろんな銀行のATMがあるだろうと思っていたのに…。そんなわけで、とりあえずチェックインしてからタクシーで近くのセブンイレブンまで行き、入金することに。電車で来る途中にセブンイレブンの看板が見えたから。おかげでタクシー代2070円が余計にかかった。まじセントレア使えねぇ。

そして、持ってきたノートパソコンでネットができるところをインフォメーションカウンターで聞くと、出国審査後にビジネスコーナーがあって、そこでできると。案内表示に従って進んでいくと、ビジネスコーナーの手前で、ロープがひかれていた。深夜で発着が少ないからかもしれないが、書いてあって使えないなんておかしい。近くにいた警備員は担当じゃないからわからないと言い、仕方なくサイパン行きの客の荷物検査をしていた警備員に聞くと、ロープをくぐって行っていいと。なんて機能的じゃない空港なんだ。そして、おれは誰もいないひっそりとしたビジネスコーナーでネットにつなぎ、振込みをした。事情を何も知らない警備員が来たら怒られのでは、とびくびくしながら…。

飛行機は23:00発。エコノミーの席は2席に1人くらいの割合でしか埋まっていなかった。エミレーツ航空の客室乗務員は国際色豊か。日本人、韓国人、タイ人、フランス人、ドイツ人、インド人、少なくともそれだけの客室乗務員がいた。

日付が変わって、2月11日5:40頃、ドバイ空港に着いた。今回は友達からGSM対応ケータイを借りてきた。そんなわけで海外でもiモードが使える。

入国審査は長蛇の列。並んでから終えるまで20分くらいかかった。荷物検査などはなく外へ出られた。とりあえず両替。100US$が360Dhになった。1Dh=約32円。

意外とあっさり空港バスをみつけられて、3Dhでバール・ドバイへ。バール・ドバイのバスターミナルまで直通のバスかと勘違いしてたが、途中でちょこちょこバス停によって客を乗せていく。これじゃどこで降りればいいかわかんないと思っていたら、ちゃんとホテルの目の前のバス停で降りることができた。いや〜どうにかなるもんだ。

今日のホテルはネットで予約したRUSH INNというホテル。1泊9000円くらい。もともとホテルが高いドバイで、しかも観光シーズンってわけで余計に高かった。1万円払っても2つ星くらいにしか泊まれないから、個人旅行者泣かせな都市だ。

ホテルに着いたのは朝7:00頃。これじゃチェックインはさせてくれないだろうと思っていたら、ほんとにできなかった。ってことで荷物を預けて、ホテルの外へ。こんな朝早くじゃ店も開いてないし、これと言って行動のプランはなかった。とりあえずクリーク(運河)のほうに行ってみて、公園のベンチで地球を読みながら何をするか考えた。ドバイでも鳩のフン害がひどいみたいだ。ほんとうざいくらい鳩がいた。

アブラと呼ばれる渡し舟に乗って、対岸のデイラへ。デイラは安宿が集まる、ドバイの高級なイメージとはかけ離れた庶民の街。ここで3日後のホテル探しをすることに。「ホテルデリーダルバル」というホテルは1泊220Dhで比較的安かった。しかも、なぜか対応が冷たいドバイ人において、ここのホテルのフロントスタッフの一人はとても感じが良かった。ってことで、3日後の分を予約しようとしたら、満室だと。でももしかしたら、キャンセルが出るかもだから当日電話してくれと言われ、電話番号をもらって外に出た。

そこからそう遠くないバニヤススクエアにあるツアリストインフォメーションに行ってみた。ところがバニヤススクエア自体が工事中で、そのインフォメーションもクローズしている感じだった。ここをかなりあてにしていただけに、クローズは痛かった。

しかたなく近くにあったケバブ屋でバーガーと生オレンジジュースで朝食。やっぱり生のオレンジジュースはおいしい。イスラム圏に来たときの楽しみの一つになっている。合わせて10Dh。

ドバイは自販機の数が多いことからもわかるように治安がいい。しかし、道端に突如UFOキャッチャーが現れるのは日本以上だ。きっと日本に遊びに来たドバイ人が、あまりの面白さに持ち帰ってしまったのだろう。ちなみにドバイには屋内スキー場もある。

タクシーをつかまえて、シティセンターへ。タクシーはメーター付きでぼられる心配は全然ない。シティセンターは高級ブランドショップなんかも入るショッピングセンター。ここのインフォメーションでオリエントツアーというツアー会社の場所を聞いた。彼らではわからず、電話して調べてくれて、どうやらバール・ドバイのバスターミナルの近くらしいってことがわかった。

シティセンターを出て歩いてDNATAというビルへ。この近くからオマーン行きのバスが出るらしいのだが、それを調べておきたかった。しかし、結局見つからず。そして、地球に載っていたGUCCIの店を探したがこれも見つからず。腹も減ってきたので、次のショッピングセンター「バール・ジュマンセンター」へ行くことに。

フードコートで昼食を食べようと思ったが、意外に日本人が多いからやめた。そして、Bateelというチョコレート屋へ。デーツというよくわからない実を使ったチョコレートが有名らしい。試食させてもらったらほんとにおいしかった。ただ値段はやっぱり高め。おみやげを買うには早すぎるから、逃げてきた。

14:30頃ホテルにチェックイン。飛行機の中であまり寝れなかったのと、歩き疲れたので、しばらく昼寝をした。

17時頃、重い体を起こし、再び外へ。さっき教えてもらったツアー会社を探しにバスターミナルに行ってみた。インフォメーションで教えてもらったのが正しいとは期待していなかったが、その通り期待しなくて良かった。その場所にあったのは「オリエントトラベル」で、おれが探していた「オリエントツアー」ではなかった。まぁ電話すりゃ早い話だが、そんな自信はないからバスターミナルで客を降ろすタクシーを狙ってつかまえて、バージュ・アル・アラブ近くのスークへ行った。しかし、何日か滞在して思ったが、ドバイは明らかにタクシー不足。待っても待ってもなかなかつかまらない。しかも渋滞がひどいから回転が悪いし。そんなわけで、地下鉄の建設が進められていたが、今はその工事の影響で渋滞が悪化しているらしい。

タクシーは最短距離を走らず、わざわざハイウェイに乗ってスークを目指した。片側7車線もある道を普通に100km/h以上で走るんだからすごい。某自動車会社の車両開発をしている友達が、ドバイでも車のテストをよくするようなことを言っていたが、ドバイ人の運転の荒さを知ればその話も納得できる。

約40Dhでスークに着いた。名前は忘れたが、このスークは内装が昔っぽい作りになっていて、おしゃれな感じにできている。レストランなんかもかなり雰囲気が良くて、とても一人で入られるようなところではない。そして、ここで地球を失くしたことに気がついた。恐らくさっき乗ってきたタクシーの中に忘れてきたのだろう。しかし今さらどうすることもできない。まぁ今日一日でドバイのだいたいの地理はわかったからよかったが。

スークを出て、バージュ・アル・アラブの見えるところに行った。世界で唯一の7つ星ホテルと言われているところ。宿泊客以外、中には入れないらしいから行かなかったが、まぁいつか泊まってみたいもんだ。
バージュ・アル・アラブ

そして、ジュメイラ・ビーチホテルへ。さっきのバージュ・アル・アラブからするとだいぶ見劣りするが、それでもこっちもすごい。

タクシーで再びバール・ジュマンセンターへ。このときのタクシーの運転手はいろいろ話しかけてきた。渋滞してたせいもあって、1時間近く乗っていたが、おれもメールをするのと喋るのに忙しかった。そのおっちゃん曰く、ドバイのガソリンは1リットルあたり50円くらいらしい。一見安いように思えるが、日本のガソリン代の半分以上を税金が占めていることを考えると、ドバイのガソリンはそんなに安くはない。むしろ意外と高いことにびっくりした。

バールジュマンセンターで食事をして、歩いて帰る途中にネットカフェに寄ってから部屋に戻った。

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2007年03月11日 10:29に投稿されたエントリーのページです。

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