« 2006年05月 | メイン | 2006年09月 »

2006年06月 アーカイブ

2006年06月09日

香港・マカオ2006(3)

サンズ

9時起床。今日が本番。
送迎バスでフェリーターミナルまで行き、そこから歩いてサンズへ。サンズに着いたのは10:30くらいで朝食を食べることに。ラスベガスのカジノなんかでは朝食を比較的安い値段のバイキング形式で出すところがあるらしいから、サンズにももしかしたらあるのではと期待していた。案の定、それらしいビュッフェはあったのだが、11:30〜だと。どうやら朝はやっていないらしい。空腹のままカジノをやるのは危険だ。サンズ内にあるケンタやマックを見てみたがこちらもまだ営業時間外。
ってことで外に出て、隣に建つマンダリンオリエンタルホテルのケーキ屋でエッグタルトとクロワッサンを買って、ロビーで食べた。ここのエッグタルトが激うま!スイーツ好きのおれにとってはたまらない逸品だった。
適当にふらふら散歩して時間をつぶして、11:30にビュッフェ「888」に入った。1人174パタカ(=2600円)と高い。けどここまで来て入らないわけにもいかないから入った。しかし、高いだけあって質も量も十分だった。ドリンクはもちろん飲み放題、数十メートルはあるテーブルに中華だけじゃなく、洋食や寿司や刺身なんかもあってかなり豪華。ステーキなんかは注文すると目の前で切って出してくれた。こりゃ素晴らしい。がんばっていっぱい食べようとしたものの結局おれはデザートばっかりになってしまって、2600円の元を取れたかは不明だがなかなかいい店だった。

腹も膨れたところで、ついにカジノ本番。昨日から目を付けていた最低掛け金が10パタカのマシーンルーレット台に座った。最初は590パタカをめどにやめる予定だった。まぁそれくらいあれば勝てるだろうという目論みだった。
まずはココモ法を試した。ルーレットでは、1−12、13−24、25−36のような確率1/3のゲームで前2回の賭け金を足したものを賭ける、というやり方。1回勝てば、それまでの負けた分は必ず取り返せる。590パタカなら7回連続の負けまで許される。そんなわけで順調に勝ち進んだ。おれの反対側の席では相方が賭けていたがあまり浮かない顔をしていた。お互い顔のサインで勝ったか負けたかわかっていた。
おれは150パタカ勝ったところで、作戦をモンテカルロ法に切り替えた。モナコ・モンテカルロにあるカジノを1軒つぶしたと言われるモンテカルロ法だ。これに切り替えた途端、当たらなくなった。モンテカルロ法はココモ法に比べて計算が複雑なため、負けだすと計算にも焦りが生じてきた。あまりに負けが込んだため、一度ちゃらにしてココモ法でやり直した。やばい。
ここで既に勝ち分は取り逃がしていた。もう一度0からのスタート。しかし、ココモ法に切り替えたところで全く当たらない。ついに7回連続で負け。次で当たらないと590パタカがパーになる。しばし様子を見て傾向を読んだ。そして意を決して投じた最後の賭けは…やっぱり負け。この時点でけっこう真っ青。完全に機械に読まれている。むかついた。
ここで諦めないのが日本男児。予定額は負けたが、さらに340パタカを投じて最後の勝負に出た。これが当たれば今までの負けが取り返せる。ただプラスのことだけを考えて、身を投じる思いで賭けた。しかし、賭け事というのは非情なもの。おれに勝利の女神などいるわけもなく、おれの930パタカ(=約14000円)はこのマシーンに吸い取られた。
おれはただただ青くなるだけだった。さっきまでの勢いはどこへ行ったのやら。とりあえずホテルへ帰り、相方は1階のカジノでバカラをやり、おれは部屋で腐っていた。

20:30ホテル発のバスで再びサンズへ。少しは気分も良くなっていた。サンズに行くのはビールを飲むため。カジノの中にはステージがあって、そこで歌や踊りが無料で披露されていた。
マックで軽く腹を満たしてからステージの前のバーカウンターへ。ちょうどステージから至近距離のソファ席が空いていたからそこに座った。サンミゲールを頼んで歌やらダンスやらのショーを見ていた。このステージにどれだけの価値があるかはわからないが、間近でくつろぎながら見れたことでなんかリッチな気分になれた。
ダンサーは白人が多かった。どこから連れてきたのかは知らないが、こんなんで食っていけるのか心配になった。
まぁなにはともあれ、ショーを近くで見ながらビールを飲めたおかげで気分はだいぶ晴れた。なおかつウェイトレスの姉ちゃんもかわいかったし。前回来たときは知らなかったマカオビールとやらも飲めた。まぁカジノには敗れはしたが、サンズに来て良かったと思う。旅を締めくくるにはいい夜だった。
ホテルに戻り、少し散歩って意味もあって近くのマカオ大学に行ってみた。いや散歩というのは言い訳で、隙あらばナンパするつもりだったが、さすがに夜11時では学生はいない。寂しそうに対岸のマカオ半島の夜景を見ながら部屋へ戻った。

2006年06月24日

香港・マカオ2006(4)

9:30発のバスでフェリーターミルへ。今日の午後の便で日本へ帰国する。
マカオから13:00発で空港へ直接行くフェリーがあるというので、それを予約しようとした。しかし、チケットカウンターのおばちゃんが「フェリーの到着予定時刻から飛行機の出発時間まで2時間以上の余裕がないと売れない」と言ってきた。飛行機は15:10発。余裕は1時間10分しかない。おれらにとってはそれで十分だったが、それが規則のようで売ってくれなかった。急遽予定の変更を余儀なくされ、12:00発の香港島行きフェリーのチケットを買った。
あとマカオで遊べる時間は2時間くらいしかない。3時間あると思ってたものが急に2時間になるとなんだかずいぶん減った気になる。早足でサンズへ向かい、再びカジノへ。
午前中のカジノは人もがらがら。稼動している台も半分以下だった。おれは賭けるつもりはなかったので相方のバカラを眺めたり、カジノディーラーのお姉ちゃんを物色したりしていた。
やはり「大小」の台が気になる。過去10回ほどの結果が表示されるディスプレイを眺めながら、次に出るほうを心の中で賭ける。これが7:3くらいの割合で勝つ。とくに「必ず当たる」という妙な自信が湧いてきたときは100%勝っていた。ってことでこの勘を試してみたくなった。
相方がバカラに負けて帰ってくるのを待って、おれは100パタカをチップに換えた。最低賭け金は100パタカ。負ければこれで終わり。ディスプレイを眺めながら勝てる確信が得られるまで番を待った。
ついに来た。全く妙だが負ける気がしない。根拠のない自信だ。とは言いつつも、結果が出るときは目をつぶってしまう。そう、このドキドキ感こそがカジノの醍醐味だ。ココモ法のような必勝法(負けたけど…)をやっていたときには感じられない緊張感だ。
やっぱり来た!勝った。うーん素晴らしい。なんでこういう気分のときは勝てるんだろう。

その後、持ち金は400パタカまで増えた。そのまま帰っても良かったが、時間ぎりぎりまでカジノの緊張感を楽しみたかった。結局、200パタカでやめたが、儲かる儲からないに関わらず、カジノを楽しめた。最終日にまたこのようなカジノの楽しみを再認識できて本当に良かった。昨日14000円負けたことなんてどこかに行ってしまった(嘘)。
12:00発のフェリーに乗る。最初、3人掛けの席に3人座っていたが、乗務員の粋な計らいで空いている4人がけの席におれらを移動させてくれた。中国人にもこんな精神があったのだ。
13:00香港島着。1駅歩いて、空港行きの特急電車に乗る。この電車、2人同時に買うと2割引になるらしい。往路もそうすりゃ良かった。
空港14:00着。出発まで1時間10分。オクトパスを換金したり、再両替してたらけっこう時間なくて、ろくにメシ食べる時間もなかった。搭乗は10分前。どうにか間に合った。

About 2006年06月

2006年06月にブログ「4元ブログ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2006年05月です。

次のアーカイブは2006年09月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。