9:30発のバスでフェリーターミルへ。今日の午後の便で日本へ帰国する。
マカオから13:00発で空港へ直接行くフェリーがあるというので、それを予約しようとした。しかし、チケットカウンターのおばちゃんが「フェリーの到着予定時刻から飛行機の出発時間まで2時間以上の余裕がないと売れない」と言ってきた。飛行機は15:10発。余裕は1時間10分しかない。おれらにとってはそれで十分だったが、それが規則のようで売ってくれなかった。急遽予定の変更を余儀なくされ、12:00発の香港島行きフェリーのチケットを買った。
あとマカオで遊べる時間は2時間くらいしかない。3時間あると思ってたものが急に2時間になるとなんだかずいぶん減った気になる。早足でサンズへ向かい、再びカジノへ。
午前中のカジノは人もがらがら。稼動している台も半分以下だった。おれは賭けるつもりはなかったので相方のバカラを眺めたり、カジノディーラーのお姉ちゃんを物色したりしていた。
やはり「大小」の台が気になる。過去10回ほどの結果が表示されるディスプレイを眺めながら、次に出るほうを心の中で賭ける。これが7:3くらいの割合で勝つ。とくに「必ず当たる」という妙な自信が湧いてきたときは100%勝っていた。ってことでこの勘を試してみたくなった。
相方がバカラに負けて帰ってくるのを待って、おれは100パタカをチップに換えた。最低賭け金は100パタカ。負ければこれで終わり。ディスプレイを眺めながら勝てる確信が得られるまで番を待った。
ついに来た。全く妙だが負ける気がしない。根拠のない自信だ。とは言いつつも、結果が出るときは目をつぶってしまう。そう、このドキドキ感こそがカジノの醍醐味だ。ココモ法のような必勝法(負けたけど…)をやっていたときには感じられない緊張感だ。
やっぱり来た!勝った。うーん素晴らしい。なんでこういう気分のときは勝てるんだろう。
その後、持ち金は400パタカまで増えた。そのまま帰っても良かったが、時間ぎりぎりまでカジノの緊張感を楽しみたかった。結局、200パタカでやめたが、儲かる儲からないに関わらず、カジノを楽しめた。最終日にまたこのようなカジノの楽しみを再認識できて本当に良かった。昨日14000円負けたことなんてどこかに行ってしまった(嘘)。
12:00発のフェリーに乗る。最初、3人掛けの席に3人座っていたが、乗務員の粋な計らいで空いている4人がけの席におれらを移動させてくれた。中国人にもこんな精神があったのだ。
13:00香港島着。1駅歩いて、空港行きの特急電車に乗る。この電車、2人同時に買うと2割引になるらしい。往路もそうすりゃ良かった。
空港14:00着。出発まで1時間10分。オクトパスを換金したり、再両替してたらけっこう時間なくて、ろくにメシ食べる時間もなかった。搭乗は10分前。どうにか間に合った。