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イラン(5)〜イスファハン

4時半頃に再び外出。しかし、相変わらずの暑さ。ネットカフェに行き、メールチェックとメッセで友人と会話を少々。「今イスファハンにいるよ」と言ったら「それ、どこ?」まぁそうだよな。余程の旅行好きか世界史好きじゃないと知らないだろうなあ。

エマーム広場のバザールで薄暗くなるまで時間を潰し、展望チャイハネへ。ここはエマーム広場が一望できるということで人気らしい。チャイはポットで5000リアル。昨日行ったチャイハネがポットで2000リアルだから、結構高い…と思ったけど、考えてみればたったの60円だ。まあでも、現地の金銭感覚を持つことは重要なことだ。日本人の感覚で安いと判断して無駄遣いするのは良くない。
この展望チャイハネ、噂どおり眺めがすごい! しばらく見とれていると、例によって隣に座ってきた同い年くらいの連中が話しかけてきたので、会話を少々。ここで彼らが水タバコを吸っていたので、ちょっと吸わせてもらうことになった。人生初のタバコが水タバコとは…。特に咳き込むこともなく、意外といける。まあ、特に美味い訳でもないけど。

夜のエマーム広場
もう完全に暗くなり、この眺めにも満足したので降りてエマーム広場を歩く。アイス(1500リアル)を買って食べていると、ジロジロ見てくるイラン人の何割かは「ハロー」とかなんとか話しかけてくる。こういうのって日本ではまず無いことなので、結構面白い。英語を話せなくても何か言ってくるし、多少でも話せる奴は持てる英語力全てを使って何とか意思の疎通をしようとしてくれる。
また歩き出すと、10代と思しき若者に話しかけられて、5分ほど会話。彼と別れてすぐ、今度は20代の2人組。腹も減ったしすぐ切り上げて帰ろうと思い、ここに座れよという誘いを断って会話を少々。しかし思いがけず会話が弾み、椅子に座って結局30分も話をしてしまった。俺は本当に英語で会話をしてたんだろうか? 30分も話せるほどの英語力なんてあるわけ無いのに。彼ら曰く、金沢はカラテで有名らしい。そんなこと初めて聞いたが…。まあ、奴らのカラテ話ほど当てにならないものは無いからな。ジャッキーチェンを日本人と思ってる奴は本当にいるし。
一番多い質問は、「イランと日本のどっちが良い?」というもの。質問が曖昧すぎるが、とりあえずイランを褒めておく。次に多いのが、サッカーの話。こちらは「いや、日本のほうが強いね」と返答。「いやイランも強いって」と言ってくるが、アリ・ダエイの名前を出せばとりあえず喜んでくれる。とにかく友好的なのだ。

いつの間にか、もう9時半になっていた。ホテル近くまで戻り、キャバーブの店でドネルケバブのようなものを食べる。オッサンが「こっちの席に来いよ」と言うので席を移動。ペルシア語で色々話しかけてくるので、とりあえずニコニコ。「これかけると美味いぞ」と言って唐辛子みたいなのを勧めてくる。かけてみて「辛い」と言うと、「そうだろう」と言いたげなとても良い笑顔。イランは、本当に良い人ばかりなんだなあ。そうじゃなきゃ、こんな笑顔は絶対にできない。
今日は本当にイランを満喫した。イスファハンはイランの中では一番の観光地で、ツーリスティックだという批判も多いけど、そんなことは全然無かった。イラン、最高だ。

載せ忘れた写真をひとつ。
夜のメイン・ストリート

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コメント (1)

岡田:

あーほんとにイラン最高そうだねぇ。
旅で期待することの一つに、「現地人の温かさ」ってあるよね。
チュニジアもけっこうそういうところあったけど、イランのほうがもっとありそうな感じだね。

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2006年05月21日 19:49に投稿されたエントリーのページです。

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