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モロッコ・イベリア(12)

いよいよ砂漠ツアーへと出発。といっても、メンバは俺と英語の話せないガイドだけ。
出発する前に昼飯を食べたのだが、会計の際にお釣りが10DH足らなかった。そこでその代わりとして2リットルの水のペットボトルを2本くれたのだが、これが1本6DHするので、一応得をしたことになる。アブドゥル、良い奴だ。水4リットルも邪魔だしいらんだろう、と思ったが、これは後でかなり助かった。

15時20分、町外れでラクダに乗せてもらい、出発。
少し歩くともう土漠地帯。轍はところどころにあるものの、舗装された道路なんてあるわけもなく。本当にここは最果ての地なんだな、と実感。村の先にはもう何も無いのだ。
ラクダの乗り心地は悪くないが、結構揺れるためケツがすぐ痛くなる。中国でも乗ったが、あの時は短時間だったから気にならなかったのだろう。ガイドは時折こちらを振り返って「Good?」と聞いてくる。おそらくそれが唯一知っている英語なんだろうな。毎回「Very Good!」と返すが、Veryという単語を知っているのか不安だ。まぁ知らなくても向こうは気にしないだろうが。俺はラクダに乗っているが、ガイドは徒歩。俺のラクダをひいてこの炎天下の砂漠をずんずん進んでいく。当たり前かもしれないけど、すごいなぁ。

2時間半ほど、おそらく10キロちょっと進んだところでノマド(ベルベル人?このへん良く分かっていない)のテントに到着。おおっ、砂丘だよ。

大砂丘もあるのだが、そこに行くにはランドローバーで2〜3日かかるらしい。ということでここの砂丘は敦煌にくらべたら小さいのだけど、それは全く気にならない。とにかく、自分ひとりで何もかも手配してここまで来れたのが嬉しかった。
とりあえずテントに入って荷物を置くと、ニコラス・ケイジ登場。彼はとても英語が上手い。ミントティー(酒の無いモロッコではベルベル・ウィスキーとも呼ばれるそうだ)を飲みながら少々雑談。話している間、早く砂丘に登りたくてすこしそわそわしていた気がする(笑)。ニコラス・ケイジが去った後、さっそく砂丘に登る。といっても小さな砂丘なので、敦煌のように1時間もかかったりはしない。5分くらいで頂上に着いてしまうくらい。

そしてだんだん暗くなり、夜になった。テントにはランプが一つだけあるが、これが無かったらテントに戻れない。月はとても眩しくて、長い間見とれていると夕食の時間になってしまった。

メニューはタジン、アラビアパン、メロンと葡萄。美味しいんだけど、芋がそれほど好きじゃないのでタジンにもそろそろ飽きてきた。モロッコ料理はあまりバリエーションが多く無いのだ。夕食の後ランプを持っていかれてしまったので、本を読んだりすることもできず、寝るしかなかった。ケツは少し痛かったが、疲れていたのですぐ眠りに落ちた、と思う。

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コメント (1)

岡田:

おーっ、やっと更新されたねぇ(笑)
おれもチュニジアでラクダに乗ったときガイドに「Good?」って何度も聞かれたけど、他に返しようがないよね。
しかし、おれも砂漠で一夜を過ごしてみたいなぁ…

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2005年08月08日 10:03に投稿されたエントリーのページです。

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