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モロッコ・イベリア(11)

7時半くらいに起きて、本館(昨日夕飯を食べたところ)でコーラを飲む。あぁ、美味い。とりあえずこの小さな町をぶらぶらしようかと思ったら、アヴドゥルが30DHでカスバ(昔の城砦みたいなの)を案内してやると言う。まぁらくだツアーは15時過ぎだし、暇だから行くことにした。

このマハミドには「トンブクトゥまで50日」と書かれた看板がちらほらある(ザゴラの看板は52日)。もちろんらくだで50日、という意味だろうが。しかしこの看板、らくだの顔が何とも言えず良い。

9時過ぎに出発。ガイドはアヴドゥルでは無く別の人。そして英語が通じない。
とりあえず愛想は割りと良いこのガイドの後ろにくっついて、歩く。まだ朝なのに、かなり暑い。周りには雨季に稼動してるのだろう、涸れた畑が続く。途中でロバが台車を引いて通り掛かったら、運転手のガキと交渉して乗れることになった。わーい・・・と思ったが、ケツが痛くてとても乗れたものでは無かった。面白かったけど。


降りてまたしばらく歩き、カスバに到着。土壁で出来た城砦という感じだが、驚いたことにまだ人が住んでいた。てっきり無人だと思っていたので吃驚。子供達は愛想良く「ボンジュール」。こっちも会うたびに「アッサラーム・アライクム」。
またしばらく歩いた後、ガイドが椰子の木のようなものに登って木の実を取ってくれた。葡萄のような形だが、味はサツマイモ。不味くは無かったけど、あまり食べ過ぎて腹を壊すのも怖いので、少しだけ食べて残りはこっそり捨てた。ごめんよ。
またしばらく歩くと、いつの間にかマハミドの町が見えてきた。やれやれ、楽しかったが、なかなか疲れるなこれは。ガイドが自分の写真を撮ってくれとせがむので、仕方なく撮ってあげた。でもポーズ無し

11時にホテルへ戻ってきた。これで30DHは安い。アヴドゥルは結構きちんとした商売をしているようで、安心。12時にチェックアウトすると、ツアー開始の時間までの居場所として空き部屋を貸してくれた。タダで。アヴドゥル、実はかなり良い奴なんじゃないか?
休んでいると別の男がやってきて、ランドローバーに乗る本格的なツアーの売り込みを始めた。さすがに1700DHは払えないし時間もあまり無いので断ると、「オーケー、説明してみただけだ、ノープロブレム」と簡単に引き下がってしまった。しつこい客引きばっか見てきたのでちょっと拍子抜け。
時間になるまで寝ようと思ったが、部屋にはハエがうじゃうじゃいて結局眠れなかった。

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2005年06月05日 21:36に投稿されたエントリーのページです。

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