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トルコ・イスタンブールF

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もうイスタンブールではすることがなくなった。かと言って明日帰ると言うのに遠出もできない。そんなわけで、日帰りでブルガリアとの国境近くの街エディルネに行ってみることに。実は未だに、陸路での国境越えというものをしたことがない。国境の線を見てみたくなり、エディルネ行きが決定した。
トラムヴァイでユスフパシャへ行き、アクサライから地下鉄に乗ってエセンレルオトガルへ。ここはヨーロッパ側のバスターミナルだけあってめちゃくちゃでかい。エディルネと書かれた看板のあるオフィスへ行き、料金と時間を聞いた。2軒目の店に決め、チケットを買う。1000円弱。まぁいいか。バスはベンツで、乗り心地はとてもよかった。しかも運転手とはべつに客係がいて飲み物やらパンやらのサービスがあった。映画なんかも上映され、日本のバスより全然良かった。2時間ほど乗り、エディルネのバスターミナルに着き、流れに任せて付近に止まっていたミニバスに乗る。どうやらこれで市内中心部へ行くようだ。途中、何回か止まり客が降りていく。おれもどこで降りればいいかわからなくとりあえず乗っていた。おれがガイドブック見てると隣に座ってたグラサンかけたおっちゃんがあれこれ教えてくれた。ここに行けとか何がうまいとか。おっちゃんの教えてくれた通り、有名そうなモスクに行ってみた。とくに感想はない。一瞬ですることがなくなった。んじゃ国境の町、カプクレに行ってみようと思い、観光案内所に行ってどこでバスに乗ったらいいか聞き、バスを待った。なかなか来なかったが、小さなミニバスがやってきた。20分ほど牧歌的風景の中を走り、国境に到着。周りはレストランが1軒あるだけ。しかも営業していない。車やバスやら次々と国境を越えていくが、人だけってのは見かけない。検問所のおっちゃんに聞いてみたが、案の定、車両以外での国境越えはできないとのことだった。帰りのバスを待ってエディルネへ。バスターミナルへ行き、イスタンブールへ帰る。
アクサライからトラムヴァイには乗らずに歩いてみた。だからと言ってどうってことはない。
トルコ的ハマムへ行ってみる。ようは垢すり屋。スルタンアフメットの隣の駅に近い店に行ってみたのだが、入り口が小さく、最初通り過ぎてしまった。受付の姉ちゃんは愛想がよくとてもかわいかった。親切にコースの説明をしてくれ、さぞいいハマムなのだろうと思ってたら違った。吹き抜けになってる2階の個室で着替えさせられ、メインの場所へ入っていく。しばし待たされおっちゃんが来た。始めて何分かするといくらチップをくれるのかと聞いてくる。チップをあげるなんて話は聞いていない。びっくりして1ドルと言うと、んじゃすぐやめると言う。ようはチップいくらくれるかによってどれだけ丁寧にやるか決めると言うのだ。なんて汚いんだ。もうトルコ人の汚さには呆れて何も言えなかったが、財布に1ドル札と10ドル札しか入っていないのは覚えていたから、しかたなく10ドルと言うとまぁ喜んで丁寧にやってくれた。受付の姉ちゃんはチップは必要ないと言っていたが、あまりに汚いやり方に腹が立った。逃げることも可能だったが、まぁ約束通りチップは渡してあげた。しかし、トルコ人ときたら…
帰りにホテルの近くを歩いていると昨日呼び止めてきた兄ちゃんに会った。「また会ったねぇ」と言われ、うちで食事しないか?と誘われる。トルコ最後の夜だから記念にもう一度トルコビール飲みたくなり、ビールを飲めることを確認して彼の店に行った。その店は彼が出てくる店ではなく、その隣の店だった。客はおれ一人。後にも先にもおれ一人のようだった。料理はお任せだったがスープからメインからどれもおいしかった。値段もビール含めて800円ほど。安くておいしくてかわいい店だった。兄ちゃんにも何度もありがとうと言われ、日本に帰ったら地球の歩き方にうちの店を推薦してくれ、と言っていた。たしかにその価値はあると思うが、未だ投稿はしていない。
そして他にすることもなく、トルコ最後の夜を終えた。

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2005年02月24日 01:06に投稿されたエントリーのページです。

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