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旅行記では無いけれど

最近研究室に居るか家でネットやってるかのどちらかで、要するに生活の殆どをパソコンの前で過ごしているわけですが。最近11月にしてはとても良い陽気で、無性に何処かへ行きたくなる。

そしてこんなことを思ってる時は、昔旅した場所のことを思い出す。たとえば空とか風とか車の走る音とか、そんな些細なことで記憶が蘇ってくる。モロッコの砂漠、香港の喧騒、中国の屋台・・・。こういうのって悪くない。旅というのはそれを体験している時も面白いのだけど、後になって思い出すことにこそ楽しみがあるんじゃないかと最近思う。

こんな言葉がある:

人の心の中にしか残らないもの、だからこそ何よりも貴重なものを、旅は僕らに与えてくれる。そのときには気づかなくても、あとでそれと知ることになるものを。もしそうでなかったら、いったい誰が旅行なんかするだろう?
村上春樹「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」
実に。

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コメント (2)

岡田:

いや、ほんととても共感できます。最近は「あとでそれと知ることになるものを」作りに旅してる気がします。

染:

全く同感!!夜長を楽しむときに、旅の思い出を振り返るのはすごく面白いと思う。手元に何か飲み物を置いて、日記をパラパラめくったり、旅先で知り合った人からもらった手紙なんかを読んだり、写真を見たり、、、、これ最高。

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2004年11月07日 18:18に投稿されたエントリーのページです。

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