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2004年09月 アーカイブ

2004年09月16日

ソウル1日目〜イテウォン

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2004年9月6日。出発からわずか2週間前のhanzoとの飲みの席で、安いことと「とりあえず」的なことを理由に韓国行きが決定。これと言った知識があるわけではなく、ただ焼肉を食べて韓国産ビールが飲めればいいやと思っていた。
今回はこの時期にしては格安の3泊4日で航空券+ホテル+空港使用料で4万円をきるフリープランのツアーで行くことにした。

JAL12:30成田発の便でソウルへ向かう。せっかく海外ならコリアンエアーとか日系以外の航空会社がよかったけど。
およそ2時間のフライトで仁川空港に到着。ガイドに迎えられてホテルに向かいつつ免税店に寄る。格安ツアーにはよくあることだけど、この免税店ってのがとてもうざい。特別買うものがない者としては。まぁショッピング目当ての人とかなら楽しいのかもだろうけど。ぐるっと見てやっぱり買うものがないことを確認したら暇になった。とりあえず休憩所みたいなとこで1杯100ウォン、日本円にして10円弱のコーヒーを飲みながら今後どこを見るかをhanzoと検討することに。ソウルに着きながら次の日何をするか決まっていない…。なんてやる気のない旅だ。でも、そんなことしてる間に1時間たってしまい再度ホテルを目指すことに。宿泊するホテルはイテウォンにあるハミルトンホテル。地下鉄の駅から徒歩1分のまぁまぁなところ。ただ、場所柄、外国人とくにアメリカ人が多くてソウルと言えども街はちょっと違った雰囲気。チェックインして部屋に荷物を置いてから近くを歩いてみることに…

ハミルトンホテルの前から

2004年09月20日

ソウル1日目〜焼肉

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早速、ハングル文字のマック発見!いやハングルは全くわからないから、マックじゃないかもね。でもたぶんあの4文字はマクドナルドって書いてあるでしょ。
まじでハングルはわからない。めし食うときとかが一番困る。適当に頼んで変なのでてきたらやだし。それに驚いたのが韓国人の英語のできなさ。日本人同様、お隣の韓国人も英語はできなかった。
まぁそんなこんなでイテウォンのメインストリートらしきところを行ったり来たりして、ホテルの近くの焼肉屋に入ることに。「釜山カルビ」と「イテウォンカルビ」って店が2つ並んでて、両方の店の客引きにかかってしまい、若干、熱意(?)のあった釜山カルビに入った。ここで改めてわかったのが、客引きのいる店に入っては行けないということ。この料理で1人2000円強。まだこのときはソウルに来て初めての食事だから相場がわからなかったが、次の日以降、ここが如何に高いかよくわかった。味はいいんだけどね。このとき飲んだ「OB」ってビールも飲みやすくておいしかったし。
店を出てぷらぷらして、コンビニに寄ってこの日は早めにホテルに戻ることにした。ソウルには日本でおなじみのコンビニもたくさんあれば、「LG25」や「Buy the way」といったコンビニがある。韓国は日本並みにジュースや菓子の種類が豊富だ。とくにマンゴーの缶ジュースなんてほんとうまかった。日本でも売れば絶対売れるのに。
ホテルに戻って、明日は北朝鮮との国境近くまで行ってみることに決めてビール飲んで寝た。

ソウル2日目〜北へ、北へ

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この日ホテルを出たのは10時過ぎ…。寝すぎた。外国に来てるのに日本と変わらない生活…。
まずソウル駅に向かった。ソウル駅から国鉄に乗って金村へ行き「北」との国境に近いオドゥサン展望台を目指す。ソウル駅に着くとどしゃ降りの雨が降っていた。とりあえずファミマに入って傘を探すが、意外に高く他で買うことに。腹が減ったので駅にある店で朝食を食べる。うどんすらおいてないのにさぬきうどんって書いてある店でいかにも韓国らしいビビンバを食べる。海外に行くとこんなデタラメな日本語がよくある。しかし、このビビンバはめちゃめちゃうまかったー。
駅の18番窓口で金村行きの切符を買う。片道1時間ほど乗ってるのにたったの120円ほどしかしない。韓国の交通料金はかなり安いね。
金村駅に着いても雨はまったくやむ気配がない。しかたなく800円もする傘を買った。まぁ韓国最終日に捨てて帰ってきたが。オドゥサン展望台行きのバスを待つがなかなか来ない。もうこの時点で13時半くらいになっていた。バスはあきらめてタクシーで行くことにする。駅から展望台まで約15分で900円くらい。着いた、と言われて降ろされたところはどうやらふもとの駐車場らしきところ。タクシーはさっさと帰っちゃってどうやって展望台に行けばいいかわからない。近くの店にいたおばちゃんに聞いたらバスに乗れって。どうやらシャトルバスで行くらしい。バスに乗り込むとすぐ出発し、ちょいと走って展望台に着いた。ここは川を境に北朝鮮と国境を接している。肉眼でも向こうの畑が見えるくらいだ。ほんの一部ではあるが北を見れたことに満足。もうこの旅の半分以上が終わったと言ってもいい。
なんだか資料室みたいなところをぐるぐる見て、いざ帰ろうとなっても帰り方がわからない。行きに来たシャトルバスは見当たらないしタクシーもない。なんせ客があんまりいないし、いてもツアー客ばっかり。こうしてる間に北に連れてかれて30年くらい日本に帰れないんじゃないかと冗談ながらにも考えてしまう。待っても始まらないから近くのおっちゃんにどうやったら帰れるか聞いてみる。そしたらシャトルバスに乗れって言う。何時に来るか?と聞いても英語が通じないようで、シャトルバスに乗れって言う。仕方なく何十分か待っているとようやくバスが来た。しかしバスに乗れてもふもとにタクシーがないと帰れない。そんな心配をしてたらバスの運転手が携帯でタクシーを呼んでくれた。韓国人って親切だー、と思った瞬間。
金村駅に着いてソウル行きの電車の時間を調べると行ってしまったばっかりだった。次の電車まで1時間ほどあるので駅の周辺をぶらついて何か食べることに。金村のメインストリートらしきところから1本脇に入った店でインスタントラーメンを調理したのを食べる。1杯300円ほどでとてもおいしかった。辛い以外は韓国料理は日本人の舌に合うかもしれない。

2004年09月21日

ソウル2日目〜東大門

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ソウル駅に着いたのは18時近かった。残りの時間で周れそうな仁寺洞と東大門エリアに行くことに。
まず向かったのはソウルの古い町並みが残ると言われる仁寺洞。ここでハングル文字のスタバを見つけた。有名そうな寺みたいなのを見て、本屋へ行くことにする。そう、何を隠そう岡田はアイドルフェチ。かつて行った香港でも新人アイドルの発掘に全力を挙げた。韓国人の中ではあの猟奇的な彼女の女優チョン・ジヒョンが大のお気に入り。そんなわけで本屋にチョン・ジヒョンの写真集を探しに行くことに。地球にも載っている教保文庫。1フロアながらやたら広い。しかしどんなに探しても写真集らしきものが売っていない。どうやら韓国には写真集という出版文化がないようだ。逆に日本から輸入された雑誌のなかに韓国スターの写真集があるくらい。まぁないのは仕方ないがかなり残念だった。
そして東大門エリアへ行く。駅を出るともう辺りは真っ暗だった。中央アジア系の街に行きたかったのだが、道に迷ってしまいよくわからなかった。ぶらついてると道端で焼肉焼いてる店が何軒もあってそそられる。そんな誘惑に負けてあいている店に入る。連夜の焼肉。なんてリッチなんだ。場所は道路脇だけど。いや、それがよくて入ったんだよ。ここの焼肉はうまかった。昨日と同じくらい食べて一人1000円くらい。昨日の客引きにあった店がどんなに高いかわかった。
東大門のあたりはかなり屋台が多い。食べ物や衣類やがらくたやら。人も多くステージがあったり若いのが集まってたり。このアジア的雰囲気にだんだん興奮してくる。あまりの屋台の多さにめしを食ったばかりにもかかわらず屋台に入りたくなってくる。無駄に歩いて少しでも腹を空かして、いざ屋台に入る。キムチ以外どれもうまそうだったが、この旅の数ヶ月前話題になったゴミ餃子とチヂミとビールを頼んだ。腹が減っていればもっとうまかったであろうがほんとにうまかった。ただ、ここでも1人1000円くらい取られたのはぼられた気がする。
韓国屋台に満足し、またコンビニに寄ってホテルへ帰る。

道端の焼肉(hanzoゴメン!)

東大門の屋台

2004年09月22日

ソウル3日目〜明洞

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この日は実質ソウル最終日。明日は帰るだけだから。にもかかわらずとくに行きたい場所がない。夜にソウルタワーに行って夜景を見るくらい。どう考えても時間が余る。
まぁとりあえず明洞に行く。昨日の反省から9時くらいにはホテル出た。まず朝飯を食べたかったのだが明洞は若者の街ってかんじで店もカフェなんかが多い。韓国的料理ってのがそんなになく(あっても外国人向けにつくられたってかんじ)ふらふらして、はずれのほうにあるちょっと小汚い店に入った。メニューは全てハングルで全くわからないので地球の写真を見せて何を頼むか決める。なんか豚骨臭いなと思ったら出てきたのは豚足のスープとごはん。生まれて初めて豚足を食したのだが、もう泣きたかった。なんじゃこのゼラチンは!ってかんじ。うまそうに食ってたhanzoは素晴らしいよ。まったく腹が満たされず、さっき見つけたカフェでコーヒーとベーグルで腹を満たす。やっぱ自分は日本人…。そうこうしてる間に目の前のソフトクリーム屋がオープンした。噂の32cmソフト。デザート好きとしてはぜひとも試してみたい一品。買ってるのは女ばっかりだけど、負けじとおれも買う。味はふつうだけどあのサイズで100円ならかなり安い。
韓流アイドル発掘第二弾!CDショップでこれからブレイクしそうなアイドルを見つけに行く。しかし、ソウルにはタワレコやHMV見当たらず小さなCD屋しかない。いったい韓国人はどこでCDを買うのだろうと疑問に思う。入ったCD屋も韓国POPはあまりなくJ−POPや洋楽のほうが大きな面積を占めていた。結局たいしてほしいのが見当たらずやめた。
さて、やることがなくなった。困った。しかたなく川を渡って63ビルのあるほうに向かう。駅を降りて63ビルへ向かうまで川沿いを歩く。途中奇妙な物体を発見!なんだかわからないが裏はゴミで埋めつくされていた。少し歩くと、シート敷いて女といちゃつきながらビール十数本あけてるおっさんが気になった。今日は水曜だぞ?しかもまだ昼…。
せっかくだから63ビルに上る。エレベータは透けていて外が見える。まじこえー。展望台に行くとたしかに高いだけあってソウルの街並みがよく見える。この住宅街の風景なんて上海そっくり。とりあえず2周くらいしていいもん見たなーってかんじになって降りる。
そして南大門へ向かう。

2004年09月23日

ソウル3日目〜夜景

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南大門に着いたのは16時すぎ。腹が減ったので小さな食堂でインスタントラーメンの調理版を頼む。これは辛いが安くておいしい。
南大門周辺をぶらつく。地球にも載っている「ノリのり天国」発見!ツアーなんかではこの店の前を待ち合わせ場所にしているところもあるようだ。しかし、このにぎやかさはいい。せっかくなんでみやげ物を買うことに。とくに思いつくものもないんで海苔でいいやと思い1200円ほどの海苔のセットを買った。そんなかんじでプラプラして、飽きたから再度、明洞へ向かう。
適当に時間をつぶして暗くなる頃を見計らい、ソウルタワーへ向かう。意外にもそんなに歩かずにケーブルカー乗り場まで行けた。タワーにのぼってもまだ陽は落ちきっていなく、夜景までしばらく待つことに。そう、空港からホテル行くまでのバスの中でガイドが「ソウルの夜景は香港よりきれい」と言ってたのを確かめるのが目的。果たして本当にそうなのだろうか。徐々に暗くなっていくが街灯と車のライトだけが目立つ。結局、真っ暗になってもビルの明かりはそんなになく、まるで香港の夜景には及ばなかった。デジカメの夜景モードで撮るとすげぇきれいに見えるが、実際はこんなもん。まぁガイドのガセを確認できたので満足。
もう一度明洞に戻り、最後のディナーを食べる。粥屋を目指すがあまり気に入らず途中にあったビビンバ屋で食べることに。プルコギも食べてみたくなりビビンバとプルコギとビールを頼んだ。韓国の店では頼んだもの以外にもおまけが多い。ここはやたら多くておまけだけでテーブルが埋まっていまいそうだった。どれもほんとにうまかった。韓国料理を味わうだけでも来る意味は全然あると思う。今のところ韓国料理はおれのお気に入り外国料理の中で2番目だね。
そんなわけで惜しみつつ、コンビニに寄ってホテルへ戻る。

2004年09月24日

ソウル4日目〜完

今日は祖国・日本に帰るのみ。9時40分、ホテルのロビー集合と言われていたので、それまでに余った金を使う意味でも朝食を食べに外に出かけた。帰ってきてチェックアウトし、9時35分にはロビーにいて待っていた。
9時40分になった。まぁ時間にきっちりしているのは日本人くらいだろう、と思い待つことに。
そして5分、10分が過ぎた。んー道が渋滞でもしているのだろう。
10時になった。おれらの前にピックアップされる奴らが寝坊でもしたんだろう、と思う。実際、香港でそんなことがあり、何十分も待たされた。ありゃほんとむかつくよ。
30分待った。なかなか来ない。アメリカでもホテルから空港まで行くタクシーに1時間以上遅刻された経験から、いら立ちながらも待った。
40分たって我慢できなくなり、フロントからガイドに電話してもらった。
結局1時間以上待たされて、ようやく迎えが来た。
どうやらたしかに9時40分に別のガイドがいたらしいのだが、おれらを置いて行ってしまったらしい。まぁ必死に謝られたから怒る気にはなれなかった。
空港に着いたらその置いてったガイドが謝りに来た。あまりに謝るからおもしろかった。お詫びの品として海苔もくれたし。無事に飛行機に間に合ったからよしとしよう。

結果として、思ったより楽しかった韓国。観光で来ることは2度とないかもしれないが。世間は冬ソナとか言ってるけど、そんなブームとは全く関係なしに、とくに何を楽しみにしていたわけでもなくなんとなく行ったのだけど、韓国をちょっぴり好きになって帰ってこれたのがなにより良かった。

2004年09月28日

シルクロード(奔流中国)〜出発

2002年8月12日。この日、神戸に向けて出発した。13日に神戸港に集合して船で中国・上海を目指すことになっていた。飛行機好きのおれとしては羽田から伊丹まで飛び、神戸に1泊して次の日に備える予定だった。
今回は「奔流中国」が主催する学生メインのツアーに参加した。大学の掲示板にそのチラシが張ってあって1年の頃から行きたいと思っていた(この旅に行ったのは2年のとき)のだが、ようやくというか1年越しの思いで行くことができたのだ。たしか3週間で22万円くらいのけっこう安いツアー。大学に入ってからは初めての海外旅行で、出発の2ヶ月前くらいまではすごい楽しみにしていた。しかし、だんだん行く気がなくなっていき、前日まで渋っていた。寝坊でもして行くのをやめようかと。このときは人生最高のヒッキーなっていた時期。結局、意を決して家の近くのパルコまでスーツケースを買いに行きガラガラ引きずりながら持ち帰って急いで準備した。
伊丹に着いて、この旅に一緒に参加する染に電話をして大阪で合流することにした。大阪で会い、三宮に行き、ぶらついてお好み焼きを食べて語っていた。おいおい、旅の前日からそんなに語るなよ、ってくらい語ってた。
8月13日。時間通りに港に着いたのだが、そのツアーらしき団体の姿がいない。焦って染に電話したらフロアを間違えていた。言われたところに行ってみると、ものすごい人がいた。ひいた。せいぜい30人くらいのツアーだろうと思っていたら64人もいた。いきなりテンションが下がる。帰ろうかと思った。
64人は6つの班にわけられ、おれは1番目のウイグル班になっていた。班長はこのツアーのリーダーでもある人。
ずいぶん殺風景な出国審査を通り抜け、いざ新鑑真号に乗る…

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